マクロビには食べて健康になる方法と『お手当』という、伝統療法も存在します。
喘息やガンでしんどいときに蕎麦粉を練って胸に湿布にしたり、喉が痛い時にレンコンの粉をお湯に溶かして飲んでみたりと、植物を使った自然治癒の方法が沢山あります。
その中の一つで日頃から比較的簡単にできる、痛みや疲れを取るお灸の方法です。
枇杷の葉お灸の準備
びわの葉(庭や公園から取って来たものでOK)無い場合はネットで葉っぱを簡単に買えますし、びわの葉エキスが安くて便利です。
もぐさ(お灸のもととなるものです)
温灸紙(燃えないようにするのと、灰をうけておく紙の事です)
もぐさの棒の火消し用キャップも売ってますが、アルミホイルで巻いて、酸素を遮断してやれば火は消えまた次回に使えますので、棒が短くなって使えなくなるまでは繰り返し使用します。
温灸紙は半分の半分に折って、両端をガムテープで止めるやり方が一番簡単です。
袋状になればいいので、どんな折り方でも大丈夫です。
袋状にして、ここに灰をためながらお灸をします。
隅っこに穴が空いてないかがチェックポイント!
灰がこぼれてくるのでちゃんと隅っこまでテープでとめとくのが大事です。
びわの葉は、冷蔵庫に入れておけば何ヶ月も持つので、使う時に30分水に浸けて戻します。
こんな立派なびわの葉は田舎に行かないと見つからないかもしれませんが、都会はだいたい小学校などに植えてあるので2〜3枚譲ってもらうと良いと思います。
もぐさの棒と温灸紙のセットの仕方はこんな感じ。
棒のお尻を紙につけずちょっと浮かせて使うのがポイントです。
もぐさのお尻をちょっと破って火をつけ、温灸紙をセットします。
そして、足の裏や頭などどこでも良いので、痛かったり疲れてるところに葉っぱをのせ、その上に温灸紙と火を付けた棒をセットしたものを乗せるだけです。
ちょっと『熱っ』と思ったタイミングで3cmずらせます。
熱いと思った時にびわの葉の成分が肌に入るので、熱い!→ずらす→熱い!→ずらす・・と繰り返して、体中の痛いところや凝ったところに当てて、つかれたらやめます。
これをやると疲れが取れる反面、どっと眠くなったり横にならないと耐えれないくらいしんどくなる事があります。
好転反応なんですが、枇杷の葉温灸後はすぐ寝る事をおすすめします。
最初習った時は、多くの生徒さんが帰りの電車で寝てしまい、乗り過ごしてしまいました。
枇杷の葉に含まれるアミグダリンという成分は、血をキレイにしたり抗ガン作用やリウマチに効果があるなどで、奈良時代から続く民間療法の1つです。
がん患者の人が最後に頼って来られる事が多いのですが、アミグダリンががん細胞に対しては青酸とベンツアルデヒドで攻撃し、正常な細胞にはビタミン17として栄養として働いてくれるため、ガンには一石二鳥なびわの葉成分♪
そこによもぎのもぐさの力も加わり、じんわり温めてくれるので、やっていてすごく気持ちがいいです。
もぐさとは?
よもぎの葉の裏にある産毛を集めたもので、集めるだけですごく手間ひまがかかります。
なので高くて当然の代物。
昔の人は、もぐさでホクロを取っていたそうで、今でももぐさでホクロをなくす方法もあるので、今度試してみたいと思います。
疲れやハリやコリを取ってくれるとっても癒されるアイテムなので、枇杷の葉とよもぎで健康になれる、昔ながらの療法。
最初は続くか分からないと思うので、まずは1本買ってみて試してみて、やれそうなら続ければ良いと思います。
今回は三栄商会のものを使いましたが、他にも扱っているお店は沢山あると思います。
使いやすいもので良いと思うので、一度やってみると楽しいと思いますよ。