テレビで良く宣伝している、簡単蚊取り線香。
実はアトピーの最大の原因かもしれないんです。
最近はおしゃれで便利で、選びきれないほどの蚊取り商品が売られています。
- 部屋の角に簡単1プッシュタイプ
- リビングに奥だけの香り付きのもの
- ベランダにぶら下げる製品
などなど、種類も形もたくさん。
すごく便利で手軽なのでついつい買って使ってしまいがちですが、よく考えないと、蚊が死ぬという事は、何かしらの薬剤がつねに周囲にまき散らされているということ。
知らず知らずの間に、目に見えない農薬にさらされているんです。
120日用の蚊取りリキッドを部屋に設置しているなら、120日間常に 農薬散布を部屋の中でやっているのと同じなんです。
今は何の症状もでていなくても、積もり積もって大変なアレルギーや呼吸器系の疾患に苛まれる事になるのです。
シックハウス症候群が怖いからと、家を買う時は壁紙や床材にこだわる人が、蚊を殺す商品を家に置いているなんて、、、。
建材から危険なものを排除しても、後から自分で家庭内に農薬をもちこんでいるんです。
家庭内の農薬の多さに気づかないと、後々大変な事に、、、。
家庭内農薬について(殺虫剤=農薬)
家の中で使われている農薬の有効成分は、2種類。
1、ピレスロイド系殺虫剤
2、有機リン系殺虫剤
春〜夏にかけて季節的に虫が増え悩まされますが、家で使われる殺虫剤のほとんどは1番のピレスロイド系です。
1、ピレスロイド系について
ピレスロイド系の殺虫剤が使われている製品は次のものです。
- ゴキブリ用スプレー
- ダニ用スプレー
- 蚊取り線香
- 防虫シート
などです。 ピレスロイド系の中の“ペルメトリン”という成分は、ダニやゴキブリ、アリなどに使われる殺虫剤。 昆虫へは神経毒性があり、人間には頭痛・悪心(オシン:むかつき)・嘔吐・下痢・耳鳴り・免疫低下・再奇形性(催奇形性:奇形児が生まれやすくなる症状)などの症状があらわれます。 ほかにも軽いものだと眠くなったり、重い症状だと発がん性があります。 富士医科大学の研究で、胎児の脳や器官をつなぐ神経の働きを阻害する事が分かっています。 葉酸を摂らないと赤ちゃんの脊椎がきちんと発育されない、なんて言ってサプリメントに気をつける妊婦のお母さんがいますが、葉酸も大切ですが家庭内農薬の方をより気をつけてほしいです。
掃除機の紙パックにも・・・
抗菌加工のされた掃除機の紙パックも、実は殺虫剤としてピレスロイド系ペルメトリンが多くつかわれているんです。 掃除機の暖かい排気にのって紙パックにしみ込んだ農薬が室内に散布されているのです。 大阪大学の植村振作先生の調査で、防虫・抗菌加工のされた紙パックを使って掃除機をかけると、ヘリコプターで空中農薬散布をしたのと同じ汚染具合だというデータがあります。 蚊取り線香で使われているピレスロイド系のアレスリンやフラメントリンもすごい農薬なので、蚊を殺すのと同時に家族の健康まで奪ってしまう恐ろしい成分です。
2、有機リン系殺虫剤について
有機リン系殺虫剤は、サリンやVXガスと同じ仲間で、サリンほどの殺傷能力はありませんがほぼ同じ性質を持っているので、かなりな注意が必要です。 有機リン系殺虫剤は市販の殺虫剤のほとんどがこれです。 化学兵器開発途中に発見されたもので、虫を殺す事が目的ですが、元は大量殺戮化学兵器です。 人間にとって有害な事は言うまでもありません。 有機リン系剤が使われる主なものには、
- 家庭菜園などで使われる殺虫剤や除草剤
- 飛行機、電車、バス等の消毒液
- 耐火機能付きのカーテン
などがあります。 有機リンの毒性は本来は即発型ですが、長い期間に蓄積された場合、リソホスホリパーゼ(NTE:体の中の酵素)にダメージを与えるため、食欲不振・鬱・睡眠障害・子供の多動障害・狭心症・心筋梗塞・記憶障害などの症状が現れます。 NTE以外の酵素も阻害するので、発がん性や催奇形性など人体への影響が心配されます。 もちろんアレルギーやアルツハイマーの原因にもなります。 有機リン系殺虫剤が体内に入る仕組み
- 輸入果実や穀物のポストハーベスト(収穫後散布の農薬)
- 田畑、庭での農薬散布
- 畳の防虫シートからの揮発
- 床下のシロアリ駆除剤
- カーテンなどの難燃剤
などから簡単に体内に侵入します。
輸入小麦でアレルギーになる人が急増中
収穫後の玄麦が日本に輸入される時にポストハーベスト(ポスト=後・ハーベスト=収穫)農薬が散布され、今問題になっていいます。
何ヶ月も腐らないグレープフルーツがアフリカから船で輸入され、南米からは豆類が、アメリカからは小麦が・・・見た目はキレイだけど恐ろしい製品にあふれています。
空輸すると輸送賃が高いので大量に船便で輸入される為、運搬中の船の中で何ヶ月ものあいだ腐ったり虫がわかないように収穫後に農薬を散布されているのです。
レモンやオレンジなら少しは日持ちするのも分かりますが、イチゴやブルーベリーなど本来ほとんど日持ちのしない果物が1ヶ月以上も変質しないのは異常なことです。
日本国内での収穫後の農薬散布(ポストハーベスト)は禁止されていますが、輸入される穀物や果物には何度も何度も散布されているのが現状です。
小麦アレルギーの子供が増えている
原因はポストハーベストだと考えられています。
元来「うどん」や「饅頭」などを食べ慣れている日本人はDNAに小麦の記憶が刻まれています。
なので小麦にアレルギーがでるのはおかしな事なので、国産小麦ならアレルギーが出ないのでは?という考えが出てきました。
国産小麦にはポストハーベストがない事が大きな理由で、やはり外国産小麦製品が増えた事がアレルギーが増えた原因だと考えられています。
アレルギーの原因は様々
住宅用建材の防腐や防虫加工で、木材保存剤や床下のシロアリ駆除剤、防虫畳は有機リン系殺虫剤フェニトロチオンかフェンチオンを含む防虫シートが2〜3枚しき込まれています。
この上で生活するので、有機リン系殺虫剤を慢性的に浴びている事になります。
アレルギー疾患や化学物質過敏症などを発病するのがあたりまえな環境にさらされているのです。
厚生労働省健康局の局長が「有機リンは脳機能に関係する様々な酵素の働きを低下させ、慢性傷害を引き起こす可能性がある」と答弁されていました。
でもなかなか改善することはないようです。
有機リン系化合物の解毒能力(paraoxonase:酵素)は個人差があるため、安全値といわれる値でも反応してしまう人は多いです。
酵素の分泌量が不足すると強い毒性にやられてしまうため、アレルギーや何らかの疾患を発症してしまうのです。
アレルギー発症年齢が年々低くなっているのは、過剰な医療(抗生物質の過剰投与など)との複合的な汚染が原因だと考えられます。
予防接種に含まれる化学物質の記事>>>
少しでも化学物質の汚染量を減らす努力をすべきだと思います。