人間の脳は油でできてるので、良い油を摂っていれば健康的な考え方ができるけど、悪い油を摂り続けると考え方がおかしくなったり脳の病気になるって事がわかってきました。
油は生で食べるのが健康って説がありますが、油だけでなく全ての食べ物は生で食べるべきなので、オリーブオイルを生で飲まなきゃ!とかそこばっかり気にしすぎてはいけないと思います。
生のものだけでは耐えられないから揚げ物も食べたいし・・・ってなった場合に何をチョイスするかが大事。
不飽和脂肪酸が入っていない油で、トランス脂肪酸を作らない油がベスト。
となると、飽和脂肪酸のココナッツオイルなら調理に使うのには良いのかな?と思います。
ただ、マクロビ的考えからするとココナツは日本で取れるものではなく、暖かい南の島で獲れるものなので体を冷やす陰性だって事を頭にいれとかないといけません。
揚げ物が体を冷やすって考えにくいですが、ココナツ油の場合は米油よりも陰性なので冷え性さんには向いてないと思います。
とは言っても、ココナッツオイルには健康効果があるので、人によってはすごくいいものかもしれません。
ココナツには肌・甲状腺・心臓・免疫に効果があったり、代謝を上げてくれるのでダイエット効果もあるようです。
他の油と違い体内でなんとか代謝でき、余分なものも排出できるので無駄に脂肪として蓄えない、素敵な油だという事がわかっています。
代謝については、食べてすぐエネルギーとして運ばれるんですが、炭水化物(お米や麺など)とほぼ同じ働きをしつつインシュリンは緩やかに上げてくれるので、夕方急にお腹が空いてエネルギー不足になったりとかがないそうです。
高温になっても壊れにくい性質があるので、炒めたり揚げたりするならココナッツ油はおすすめです。
飽和脂肪酸は、太る事を気にせず摂って大丈夫!
でも飽和脂肪酸って何に入ってるの?とか思ったので、調べてみました。
お肉や乳製品、パーム油(ヤシ)やココナッツオイルなどです。
ビタミンAやB12、DやEやKなどは脂溶性ビタミンって言って、飽和脂肪の形が一番体に吸収されます。
飽和脂肪酸の食べって油以外はだいたいタンパク質なので、栄養的にも普通に食べていれば優れています。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、さっきも言ったお肉や乳製品、パーム油やココナッツオイルです。
不飽和脂肪酸は、植物油の事を言っていてオリーブオイルやベニバナ油、亜麻仁などを指します。
不飽和脂肪酸の事をオメガ3・オメガ6・オメガ9って科学構造の違いで分けて言われていたりします。
さらに、不飽和脂肪酸の事を必須脂肪酸と言って家庭科で昔習いましたが、私の考えでは必須じゃないと思っています。
オメガ3と6は体内で作れないからって理由で、必須脂肪酸と言われています。
飽和脂肪酸は体内で作れるので特に摂らなくても生きていけるのですが、食べたからって太る事はないので、体が欲する時に食べたい分だけ食べるのは健康的でいいと思っています。
1:4=オメガ3:オメガ6=リノレン酸:リノール酸
油を摂る時、バランスが一番重要になってきますが、人間の体内の油のバランスが1:4なんです。
細胞壁や脳は油でできているのですが、その割合が1対4です。
ですが、駅前の串カツ屋さんや百貨店のお惣菜、居酒屋の揚げ物に使われる油は安価な1:80の恐ろしい油なのが問題です。
現代の日本人は1:80の油を摂りすぎているため、代謝できないオメガ6(リノール酸)が体内に溜まり肥満症が加速しているし、おかしな油を摂りすぎているから脳がおかしくなって脳の病気が増えているんです。
オメガ6が悪いわけではなく、オメガ6も必要だけど同じだけオメガ3をバランスよく摂る事で代謝できたり、体で誤作動しなくなったりするもんなんです。
1:80の油を毎日摂ってる人は、1:4に戻すためにオメガ3(リノレン酸)を摂取した油の20倍摂ることで対処しないと・・・・
DHAやEPAが良いと、サプリ業界が騒いていますが、このDHAやEPAなどがオメガ3に当たる油なんです。
だから、たくさん摂ることで1:4のバランスが整い健康になれるってカラクリ。
オメガ3は熱に弱いので、生で摂らないといけないのですが、生魚ばっかり食べるなんてお金が続かないし、汚染された魚を食べていると他の良くない物質も一緒に摂取することになるのでサプリメントも便利に利用するべきかもしれません。
不飽和脂肪酸(オメガ3・オメガ6・オメガ9)
不飽和脂肪酸=必須脂肪酸=オメガ⚪︎⚪︎
オメガ3(リノレン酸)生魚(特に青魚に多く含まれてます)・エゴマ油・亜麻油・クルミやナッツ類・海藻
オメガ6(リノール酸) 主にサラダ油やゴマ油、べにばな油、コーン油など
オメガ9(オレイン酸) オリーブオイル・キャノーラ油、高オレイン酸サフラワー油
オメガ9は体内で作れるので必須脂肪酸には含まれません。
オメガ3の代表格DHAには、海馬に多く含まれる成分なのでしっかり摂ることでアルツハイマー型痴呆症の予防や記憶力の向上、神経細胞膜の補修などに効果があります。
同じく魚からよく摂れるEPAも、ちゅ性脂肪を減らすことで動脈硬化の予防や閉塞性動脈硬化症、高脂血症に効果があります。
オメガ6をとりすぎている今の日本人は、ロイコトリエンB4という物質が作られるせいで、強いアレルギー反応を起こし、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などを発症させます。
ロイコトリエンB4はヒスタミンよりも強い作用をするので、すごく厄介。
昔はなかった花粉症やアトピーが増えているのは、実は油のせいなんです。
リノール酸の必要量は1日1~2gなのに、だいたい13gも現代人は摂取しているそうです。
スナック菓子や外食の悪い油、家の揚げ物も日清のサラダ油や体に一番悪い特保の油などを使っているため、どうしても過剰摂取になり代謝しきれずに脂肪に・・・挙句の果てには心臓病や脳の病気を発症、、、。
まずはオメガ3を1日4g摂って、バランスだけでも正しましょう!
そして油を減らしましょう。
オメガ9はオリーブオイルやキャノーラ油などですが、私個人的にキャノーラ油や高オレイン酸サンフラワー油の揚げ物を食べると吐いた経験があるので、多分体に良くない油なんだと勝手に解釈してます。
正しい食事をしていると野生の本能が戻って来るので、自分の体に毒なものや必要ないものは体が受け付けないようになってきます。
人間リトマス紙と化した私の体が拒否するものなので、私にはキャノーラ油などは合っていない為オメガ9はオリーブオイル一筋で生きたいと思います。
オメガ9は高温でも変化しにくいので、炒め物や揚げ物には向いていると思います。
マクロビの発想で、地場のものが良いと思っているため米油を使っていますが、オリーブ油の揚げ物もおすすめします。
世界で一番オイリーなイヌイット族が病気にならない訳
結果から言うと、オメガ3をしっかり摂ってるので、心臓病や生活習慣病にならなかったってことです。
イヌイットと日本人の血を比べると、あきらかイヌイットは血液サラサラ&血中コレステロール値も中性脂肪値も理想的なんです。
普通脂っこい食事ばっかりしていると(肉ばっか食べてると)血栓ができまくって脳卒中や心臓病になるものなんですが、イヌイットはならない・・・
なぜかと言うと、イヌイットはアザラジやシロクマを食べるんですが、そいつらが魚を食べまくっているせいで、アザラシとかの肉にオメガ3(αリノレン酸)がたくさん含まれていたって話です。
魚を食べすぎると毒出しの時に足が臭くなる(また今後書きます)のであまりおすすめしませんが、適量の魚を食べつつオメガ6を減らす(日清のサラダ油は買わないとか)ことが大事だと思います。