美肌といえば、女性にとって永遠のテーマでもありますよね。
今回は、ハーブティーの働きや、美肌づくりの為に美肌に良いとされるハーブティーを飲んでどんどんキレイになっていく各ハーブティーのご紹介、ハーブティーに関する情報をお届けします。
もくじ
そもそもハーブとは何?
ハーブとは、食用として使用したり、食用以外での香りを利用したりして、ハーブの薬効を得ると言うものです。ハーブは、皆さんご存知なように、食材の味付けや香り付け、ポプリなどで使われていますが、一番手軽に安心して使用できるのがハーブティですね。
ハーブは心と体のバランスを調整し、ストレスからくる不調の緩和や美肌をサポートしてくれる一つの方法として活躍してくれます。
ハーブティはどのように身体にいいの?
ハーブティには3つの特徴があります。
- 自然治癒力を高める
- 抗酸化力
- ビタミンやミネラルが豊富
●自然治癒力を高める
私達には本来持っている自然治癒力という力があります。
この自然治癒力とは、例えば転んで怪我をしても、自然に怪我が治ったり、風邪をひいてしまってもゆっくり寝た次の日には風邪が治っていたりと言う事ありませんか?これが、自然治癒力です。ハーブティーには、この自然治癒力を高め、免疫力を高めてくれます。
●抗酸化力
加齢やストレスまた環境などで、私達の体に活性酸素が多く発生します。活性酸素とは体の中で生成されるエネルギーが不完全燃焼した物質の事。この活性酸素は、食品の添加物や大気汚染、農薬などからでも発生されるとされています。
そしてこの活性酸素を無害にする働きをするのが抗酸化というもの。私達の体の中にも「活性酸素除去酵素」と言うものを持っています。
活性酸素が多く発生してしまったり、働く力が低下した場合、酵素が足りなくなるので、食品などから摂取しなければなりません。そこで、ハーブティーがお手伝いしてくれます。
多くのハーブティーには、この活性酸素を無害にする「フラボノイド」と言う抗酸化物質が含まれています。
●ビタミンやミネラルが豊富
多くのハーブティーには、ビタミンやミネラルがとても多く含まれています。私達に不足している栄養素をハーブティーで取り入れる事ができます。
美肌づくりにとっても必要不可欠な栄養素が沢山入ってます。
ハーブティーに含まれる成分は水溶性ですが、ビタミンCや鉄分など、美肌と健康に良い栄養素が含まれています。ハーブティーは体にとても吸収しやすい状態での摂取が可能なのです。
ハーブティーは長く飲み続けることが大切
ハーブティーの働きはとてもゆっくりと作用していきます。毎日飲む事を習慣づける事で体質改善へと繋がります。結果、美肌や健康の維持へと繋がる事になります。
人間の体の細胞は、常に新しく生まれ変わっていきます。このサイクルは大体目安として3ヶ月で細胞が生まれ変わります。
この3ヶ月間で体の中の老廃物の排出、そしてハーブティーの成分を体の中に染みこませていくというもの。
ですから、3ヶ月は継続して飲み続けましょう。
また、一日に必要な水分をハーブティーに変えることで、美肌や健康維持につながります。
ハーブの保存方法
ハーブは密閉できる容器で冷蔵庫などの冷暗所に保管しましょう。茶葉を容器に入れる際に乾燥剤も一緒に入れると良いですね。また、賞味期限をシール等に書いて容器に貼っておくと安心です。
ハーブティーの飲み方
ガラス製や陶器の素材のティーポットに、ドライハーブ大さじすりきり1杯入れ、ティーカップ1杯分150~180mlのお湯(95℃くらい)を入れます。
花や葉などの細かいハーブは3分、実や種などの固いハーブは5分を目安に抽出します。
あらかじめ温めておいたティーカップに注ぎます。
ハーブティーの注意事項
ハーブティーの中には、毒性を持つものがあったり、体質によっては使用できないハーブティーもありますので、各ハーブティーの注意事項をしっかり確認しておきましょう。
また、妊娠中は通常よりとてもデリケートになっている状態なので、とても注意が必要です。
特に妊娠初期の不安定な時期や、体へ働きかける力のあるハーブは避けましょう。妊娠中のハーブティーの使用は、事前にかかりつけの医師へご相談下さいね。
妊娠中に使用してはいけないハーブティー
アンゼリカ・サフラワー・シナモン・ジュニパーベリー・ジンジャー・セージ・タイム・レモングラス・チェストツリー・ローズマリー・リコリス・ヤロウ・
マテ(カフェイン)
リコリス(授乳中もNG)
残った茶葉のちゅっとした活用法
ハーブティーとして飲み終えた後、捨てずにちゅっとした方法で活用できる方法があります。
木綿の布やお茶パックの中に入れて、入浴の際に湯船に入れてハーブバスとして使用したり、バスソルトと混ぜて入浴することができます。
他にも重曹と一緒に混ぜて、消臭剤や芳香剤としても使えます。
美肌に良いハーブティー
では、美肌に良いとされるハーブティーをご紹介します。
ローズヒップ
皆さんご存知の美肌では有名なローズヒップです。
ローズヒップはレモンの20~40倍ものビタミンCを含みます。ビタミンCは美肌づくりには欠かせないビタミンですね。他にも、ビタミンEやリコピン、βカロテンを含み、美肌効果に期待できます。
エリカ
美肌にはとても効果的で、メラニン色素の合成を抑制するアルブチンという成分を含んでいます。シミやニキビなどのケア、また肌を明るくする作用があります。美肌づくりに飲んでいただきたいハーブティーの一つです。
ジャーマンカモミール
肌の炎症やトラブルに役立ち、美肌づくりにも良いとされています。このハーブエキスが入ったコスメも多くあります。
注)キク科の植物にアレルギーがある方は使用しない
マリーゴールド
古代エジプトでは、若返りの薬として使われていました。あのクレオパトラも美肌の為に飲んでいたとか。マリーゴールドは炎症を鎮める作用や粘膜を修復する作用があり、また肌を引き締める作用もあります。美肌の為のスキンケアに役立ちます。
注)キク科の植物にアレルギーがある方は使用しない
マローブルー
皮膚や粘膜を修復・保護する作用があり、肌荒れや美肌のスキンケアとして役立ちます。
リコリス
甘味成分のグリチルリチンという成分が、炎症やアレルギーを抑える作用があり、肌のトラブルにも役立ちますので、美肌づくりにも良いとされています。
注)妊娠中、授乳中の女性は使用しないで下さい
糖尿病・肝障害・腎臓疾患、高血圧の方は使用しないで下さい
多量や長期間の摂取は注意して下さい
ハーブティーを飲みながら、美肌にも健康にもなれるという、女性にもそして男性にも参考にして頂ける記事になったと思いますが、いかがでしたでしょうか?
美肌を保つ為に、そして健康を維持する為に、毎日の週間としてハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょう?
きっと、ハーブティーを飲んで良かったと感じて頂けると思います。
今は、茶葉をわざわざ購入しなくても、ハーブティーのティーパックもあります。いつでも、どこででも簡単にお手軽にハーブティーを楽しむ事ができますので、是非、美肌づくりに役立てましょう。