ハーブティを毎日飲むことで、またハーブを料理やクラフトなどで使うことで簡単にお手軽に毎日の健康維持や美容に役立つことができます。
今回は、健康維持として毎日をイキイキ過ごせるサポートの1つとしてハーブをご紹介します。
今回ご紹介するハーブは
の6種をご紹介します。
アロマテラピーとハーブの違いって?
アロマテラピーとハーブの違いは意味で違ってきます。
「ハーブ」=「薬理」 「アロマ」=「芳香」です。
ハーブは植物の総称で、アロマはその植物から芳香物質のみを取り出し濃縮された精油というエッセンシャルオイルを指します。
また、アロマテラピーで使わえる精油は、とても濃縮されたものですので、飲用などはできず(メディカルアロマテラピーでは飲用する精油もあります)、一部の精油を除き、ほとんどの精油は希釈して使用します。
ハーブは穏やかに作用し、飲用することで体内に成分を取り入れます。
ハーブの作用とアロマテラピーの作用は違うの?
基本的に作用は同じですが、ハーブは胃腸などの消化器官系や口腔内などのトラブルが、アロマテラピーはホルモンバランスの崩れや自律神経系のトラブルが得意分野とされています。
アロマテラピー同様、健康促進や美容などに作用しますが、ハーブはビタミンやミネラルなどの足りない栄養も補給してくれるので、ここがハーブの強みでもありますね。
また、ハーブは作用も穏やかに作用するので、妊婦さんでもお子様でも飲用できるハーブも中にはあります。
では、各種ハーブの特徴や効能などをご紹介しましょう。
バジルって
バジルといえばイタリアン料理のイメージが強いですね。実際、パスタやトマト料理によく使われています。
また、バジルには殺菌作用もありますから、食中毒の時期などに使う良いでしょう。
学 名 Ocimum basilicum
科 名 シソ科
原産地 中東 インド 北アフリカ アジア 南ヨーロッパ
属 性 メボウキ属
別 名 メボウキ バジリコ
効 能
殺菌 消化不良 嘔吐 喘息 消毒 気管支炎 肺気腫 去痰 強壮 解熱など
バジルはペースト状にしたり、パンで焼いたり、オリーブオイルに漬け込んだり、肉料理の煮込みやパスタで使ったりと用途は様々です。
バジルのオリーブオイル漬け
バジル 1カップ
エキストラバージンオリーブオイル 150ml
鷹の爪 1本
煮沸消毒したガラス瓶に、オリーブオイル、バジルの葉を入れ鷹の爪を加えます。
常温で1週間程度。
冷蔵庫で2~3週間保存は可能ですが、バジルは空気に触れるとカビを発生させやすいので早めに使い切るか、少なくなったらオリーブオイルを足しましょう。
調理法
サラダにドレッシングとして使ったり、炒め物や煮込み料理などに使います。
ラベンダーって
アロマテラピーでもお馴染みのラベンダー。
ラベンダーの由来は、「入浴する・洗う」という意味です。
ですので、シャンプーや石鹸などに使うのが良いようです。
また、神経系の鎮静作用が強いので、リラックス作用や不眠にも良いでしょう。
学 名 Lavandula angustifolia
科 名 シソ科
原産地 地中海沿岸
属 性 ラバンデュラ属
別 名 トゥルラベンダー
効 能
鎮静 鎮痛 不安症 心配性 イライラ 不眠 デオドラント 虫除け 消毒 炎症など
ラベンダーカクテル
ラベンダー100g
カシスリキュール1.5L
すべてを容器に入れ、1ヶ月後にラベンダーを取り除きます。
そこから3ヶ月ほど熟成させれれば出来上がりです。
レモンバーム
レモンにとても良く似た香りがするハーブです。とても清々しく、リフレッシュできるハーブです。
レモンバームは長寿のハーブとされ、このハーブを毎日飲んだ男性は108歳まで生きたと言われています。
また、レモンバームの歴史は長く、16世紀では万能薬として使用されていました。
昔の医師たちはレモンバームをうつ病の治療として使用してました。
学 名 Melissa officinalis
科 名 シソ科
原産地 ヨーロッパ・中央アジア
属 性 セイヨウヤマハッカ属
別 名 セイヨウヤマハッカ
効 能
心臓強壮 消化器強壮 子宮強壮 神経系の強壮 抗うつ 高血圧 鎮静 風邪 気管支炎 喘息など
レモンバームシロップ
レモンバーム 10g
水 200cc
砂糖 大5~7
レモンバームの葉をよく洗い、鍋に水とレモンバームの葉を入れ沸騰させます。沸騰したら弱火7分ほど煮て濾します。
砂糖を加え溶かし容器に入れて、冷蔵庫で保存します。
紅茶に入れたり、炭酸水で割ったりすると美味しくいただきます。
ペパーミント
ペパーミントは消化器系に良いとされ、二日酔い、食欲不振、吐き気などの胃腸の不調に良いとされます。また、心身の機能を活発にしてくれ、集中力ややる気を向上してくれます。
また、マウスウォッシュにも最適です。
学 名 Mentha piperta
科 名 シソ科
原産地 地中海地方
属 性 ハッカ属
別 名 ――
効 能
消化器系強壮 デオドラント 体臭 口臭 お腹にガスが溜まる時 鎮静 ストレス デトックス リフレッシュ 便秘など
ペパーミントはチーズケーキなどの上に乗せたり、アイスに乗せたりしただけで清涼感を楽しめますね。
ペパーミント酒
ペパーミント100g
ジン 1.5L
氷砂糖 100g
ペパーミントは良く洗い水気を拭き取ります。
すべてを容器に入れ、1ヶ月後にペパーミントを取り除きます。
そこから2~3ヶ月ほど熟成させれれば出来上がりです。
そのままでも良いですが、カクテルのベースにしたり、お菓子づくりに、紅茶などに加えると楽しめますよ。
ローズマリー
集中力や記憶力を向上するハーブです。また、抗菌作用や抗酸化作用があり、食べ物を長く持たせたり、菌を抑制する作用があるので、肉料理などに使われます。
ローズマリーは乾燥しても香りが続きます。
学 名 Rosmarinus officinalis
科 名 シソ科
原産地 地中海沿岸
属 性 マンネンロウ属
別 名 マンネンロウ
効 能
抗菌 抗酸化 リフレッシュ 記憶力向上 集中力向上 ヒステリー 若返り 殺菌 リウマチ 筋肉痛 コレステロール 心臓の神経障害 シラミ 脱毛など
ローズマリーのはちみつ
ローズマリー小枝 10本~12本
はちみつ 200ml
ローズマリーをよく洗い、水気をよく拭き取ります。
煮沸したガラス瓶にはちみつとローズマリーを入れていき、2週間ほどおいて味をなじませます。
はちみつは、あまり風味の強いものは選ばないようにしたほうが、ローズマリーの風味がよくでます。
ローズマリーには殺菌作用があるので、喉の痛みなどに舐めたり、紅茶に入れたり、料理などに加えたりすると良いでしょう。
カモミール
リンゴのように甘くフーティーな香りがするハーブです。
胃腸の不調やかゆみなど皮膚のトラブルに用いられています。
また、心身面にもとても作用し、情緒不安など神経系に作用してくれます。
炎症などの効果はカモミール・ローマンより、カモミール・ジャーマンの方が効果を期待できるでしょう。
また、カモミールは肌にもとても効果が期待できます。
学 名 Matricaria necutita、Chamaemelum nobile
科 名 キク科
原産地 ヨーロッパ
属 性 カミツレ属
別 名 カミツレ、カミルレ、カモマイル
効 能
イライラ 不安 情緒不安定 不眠 心配性 落ち着き 消化器系のトラブル 皮膚のトラブル 火傷 皮膚炎 炎症のある傷や潰瘍 下痢 腎炎 便秘 結膜炎など
カモミールのミルク割り
カモミール ティースプーン山盛り1(ティーパック1つ)
水 100ml
牛乳 60ml
鍋に水とカモミールを入れて火にかけます。
沸騰したら牛乳を加え、湯気が上がってきたら火を止めて3分ほど蒸らします。
カップに注いで出来上がり。
ティーカップの方が、濾すなどの手間が省けます。
ティーパックの場合、カップに注いだ時にティーパックを少し絞ってあげると風味が増えますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は誰にでもできる簡単レシピもご紹介しました。
ティーカップにお湯を注いで飲むのもよし、また少しアレンジしてオリジナルの飲み物などを作るのも楽しいですね。
ぜひ、ハーブを取り入れながら健康維持に、そして足りない栄養素もハーブから頂いちゃいましょう。
自然の恵みをぜひ、実感してみてください。