働き過ぎで十分な睡眠時間が取れなかったり、徹夜をしたり、食生活は不規則でジャンクフードばかり…。
このような不規則な生活を送っているような人も多いのではないでしょうか。
飽食のこの時代にはたくさんの嗜好品があり、ジャンクフードなどもその一部に入りますが、やはり偏った食事など、食生活が不規則になっていたりすると、人間の体にもともと備わっている防御システムである「免疫力」が低下していきます。
免疫力が低下すれば、一年に何回も風邪をひき、それが長引いたりしてしまうこともあります。
また免疫力が低下していると、防御力が低下しているということなので、さまざまなウイルスなどの外敵と戦えず、重大な病を引き起こしかねません。
特に風邪は薬を飲んでも治らないのです。
現在たくさんのかぜ薬が市販されていますが、あれらはすべて風邪によって引き起こされる症状を緩和させるためのものであり、本質的な「風邪」そのものを治すものではないのです。
それなら風邪などのさまざまな病気を、最初から起こさないような体にしてしまったほうがよいということ。
体の免疫力をアップさせれば、防御力があがります。
私たちの身近には、免疫力をアップさせるような食品がたくさんあります。
今日はその一部をご紹介します。
1)便秘とガン予防に!レタス
レタスは食物繊維が豊富な野菜として有名です。
善玉菌を増やすだけでなく、食べることによって体内で“TNF-α”という腫瘍壊死因子が生成されるので、ガン予防に有効な食材なのです。
また、食物繊維は便秘がちの人にもおすすめ。
女性は割と便秘になりやすい人が多いので、大腸がんになりやすいとも言われていますが、レタスを摂取することで、便秘も解消され、TNF-αによって大腸がんにもなりにくくなると考えられるので、積極的に摂るとよいでしょう。
2)白菜
白菜には、ビタミンCとカリウムが豊富に含まれています。
ビタミンCは、レタスの4倍と非常に豊富に含まれており、風邪予防や美白効果に最適です。
また、豊富なカリウムによって体内の老廃物を排出するのに一役買います。
白菜は、発がん物質である「亜硝酸アミン」を体から排出する「モリブデン」というミネラルや、「ジチオールチオニン」という抗ガン作用のある成分が含まれているため、ガン予防には最適です。
生のまま食べると、ビタミンなどの栄養成分がそのまま摂取できるため、サラダなどにして食べるのがおすすめです。
気になる方は、下茹でとして1分ほど茹でるとよいでしょう。
3)大根
大根は、胃と腸の調子を整えるのに効果的な食材です。
大根の根には、消化酵素である「ジアスターゼ」という物質が多く含まれているため、食べ物の消化を助けたり、調の働きを整えてくれる効果があります。
「ジアスターゼ」には、食べ物のコゲの部分に含まれる発がん性物質を除去する効果があります。
また、胃液の分泌を促し、消化を助けるので、胃もたれをしているようなときなど整腸、整胃する必要がある際におすすめの食材です。
すりおろして、大根おろしにして食べるのが効果的です。
4)小松菜
小松菜はカルシウム、ビタミンA、C、Eが豊富です。
カルシウムはほうれん草の約4倍、皮膚を強化するビタミンA、免疫力アップに欠かせないビタミンC、老化防止にも有効なビタミンEが豊富など、栄養価の高い野菜です。
小松菜はほうれん草と違って生のままで食べることが出来るので、そのまま食べるのがおすすめ。
サラダにしたり、スムージーにしたりして、できるだけ生のまま食べるようにしましょう。
5)にんにく
にんにくは滋養強壮作用があることで有名ですが、実はガン予防効果が非常に高い野菜でもあります。
にんにくに含まれる「アリシン」には、免疫増強作用と抗ガン作用があります。
また、毛細血管を広げて胃腸や心臓の働きを高める作用もあるので、冷え性や疲労回復にも効果があります。
また動脈硬化や血栓予防にも有効な野菜なので、まさに万能であるといえるでしょう。
毎日食べると胃腸が健康になるなど、健康には欠かせない食材です。
6)バナナ
バナナには、白血球の数を増やし、また白血球の質を向上させる効果があります。
毎日バナナを食べることで、徐々に白血球が増えてゆき、結果的に免疫力がアップするということです。
バナナはビタミンB1やB2、ナイアシンなどのビタミンB群が豊富に含まれています。
カリウムはフルーツの中でも断トツの含有量で、血中の塩分を排出するのに有効です。
熟成して10日前後のものが最も免疫力向上に効果を発揮するとされています。
7)かぼちゃ
かぼちゃはβカロチンが豊富に含まれており、これは体内でビタミンAに変換されます。
粘膜を丈夫にする作用があり、抵抗力を高める効果のほか、活性酸素を取り除いく効果があります。
免疫機能を高め、ガン細胞を消滅させるマクロファージなどを活性化させる働きがあり、栄養満点の野菜の代表といえます。
8)アボガド
アボガドはオレイン酸が豊富な「森のバター」と呼ばれている野菜です。
オレイン酸は、血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるので、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
また、腸の働きを活性化させ、便秘解消効果もある、健康的な脂肪酸です。
老化を防ぐアンチエイジング効果など、さまざまな病気を防ぐ効果のあるビタミンA、C、Eなどのビタミンも豊富なので、女性にも嬉しい効果が満載の野菜。
ぜひサラダなどにして食べましょう!
次の二つは私たち日本人には馴染み深い、大豆食品です。
1)味噌汁
発酵食品である味噌は、体内の酸化防止、殺菌効果、消化を助ける整腸効果もあるので、ウイルス対策や便秘解消などあらゆる効果を発揮します。
また、ガン予防にも期待できる、まさに万能食品。
味噌汁を毎日飲んでいる人と全く飲まない人を比較すると、30〜40%も胃がんによる死亡率が下がることがわかっています。
私たちは比較的日常に取り入れやすい食品なので、積極的に取り入れたいものです。
2)納豆
こちらも私たちが日々取り入れやすい食品の一つである、納豆。
納豆には殺菌効果や整腸作用があります。
納豆に含まれるアルギニンは、成長ホルモンの分泌を増加させる効果があり、成長ホルモンが増加すると、アンチエイジングにも有効になります。
また、納豆に含まれるナットウキナーゼは、血液をサラサラにしてくれる効果もあり、就寝中に効果を発揮するので、朝よりも夜ご飯に取り入れることがおすすめです。
熱には弱いので、ぜひそのまま食べましょう。
今回はたくさんある食材の中から10種類の食材をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?このように多々ある食材を自分の体の状態に合わせてバランス良く摂り入れることが重要です。
良いものをただ取り入れるだけでは、体内のバランスが崩れてしまいます。
一番重要なポイントは、免疫力アップに特に関係している腸内環境を整えるということです。
常に自分の腸内環境が快適な状態であるかどうかを意識することが大切です。
食べ過ぎて胃がもたれているときには、整腸作用のあるものなどをバランス良く取り入れ、ゆるやかに改善させていくとよいでしょう。
なにをするにも“限度”というものがあります。
体は一つの成分だけでできているわけではありません。
さまざまな成分が複雑に絡み合って、人体が形成されています。
一つの成分ばかりを摂っていても、結局バランスが崩れるので、健康体になることはできません。
食事をするときはバランスに気をつけて食事をすることが大切です。
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