本格的マクロビアンはお肉を一切食べませんが、普通にマクロビを実践してる人は、飲み会や友達との付き合いの時だけ周りに嫌な思いをさせない為に食べる事もあります。
その時体調が悪くなる事がよくあるのですが、原因は成長ホルモン剤。
最近問題になっているのが、遺伝子組み換えホルモン「rBGH(別名bST)」。
アメリカで許可されているサイモン社製造の薬品です。
アメリカで飼育されている牛の約30%の牛が、月2回注射されている為、輸入されている安価な牛肉はまずこのホルモン漬けのお肉だと思って間違いないと思います。
動物実験での結果のみですが、血中にガンを引き起こすIGF-1が存在し、甲状腺癌を引き起こしたそうです。
このホルモンは、人間には閉経前の女性の乳ガンや男性の前立腺ガンの発症の原因となるといわれています。
ホルモン剤投与を許可されている国
- ブラジル
- 南アフリカ
- パキスタン
- メキシコ
- 東ヨーロッパなど
ホルモン投与を許可しなかった国
- EU15カ国
- オーストラリア
- ニュージーランド
- ノルウェー
なので、よくスーパーなどに並んでいるオージービーフは比較的安全と言えます。
牛肉だけでなく、豚肉や鶏肉にも使われているので、成長ホルモン剤投与を許可した国が産地のお肉は買わないように注意すべきだと思います。
牛肉の赤身の栄養について
牛の赤身は質の良い栄養素が詰まっていて栄養の宝庫と言われるくらい。
人の体の中で作り出せない「必須アミノ酸」がバランス良くふくまれており、ビタミンB12や鉄分が豊富です。
動物性タンパク質は、血管を丈夫にしつつ余分なナトリウムを排出してくれる働きがあります。
海藻や野菜に含まれる鉄分よりも、牛肉にふくまれる鉄分の方が吸収が良いうえに、ビタミンB12との相乗効果で貧血対策ができるほど、血を作ってくれます。
日本人が不足しがちな亜鉛も豊富な為、上手に食べれば健康にとても良い食材です。
必須アミノ酸をバランス良く含む牛肉は、良質なタンパク質。
筋肉・内蔵・血液・骨・皮膚など、人間の体を作る重要な栄養素ですが、人間の体では作れない為食品から摂る必要があります。
もしタンパク質が不足すると、免疫力が落ちて病気にかかりりやすくなります。
お肉に含まれる含硫アミノ酸メチオニンは、動脈硬化の原因「コレステロール」を排出する働きがあります。
体内での消化吸収も良いため体にとって効率の良いタンパク源なのです。
ダイエットの味方カルニチン
脂肪の分解を促進し、脂肪をエネルギーに変換してくれるカルニチン。
ダイエット効果が高いと、最近注目されています。
カルニチンが多くふくまれる食品No1は牛肉の赤身。
ダイエット中にお肉を食べないと逆に太りやすくなります。
不足した分を補おうと、筋肉が分解されてしまい基礎代謝が落ちてしまうのが原因です。
適度にお肉を食べつつ筋肉の増強の為適度に運動すれば、カルニチンの脂肪燃焼効果がさらに高まり効果的です。
野菜と一緒で貧血予防に
女性の悩み「貧血」の予防にとっても役に立つ鉄分。
鉄分が不足すると、体がだるくなったり、食欲不振になったり、動悸や息切れなどになります。
血中の赤血球中にあるヘモグロビンが不足して鉄欠乏症貧血に陥るためです。
鉄分も必須アミノ酸と同様人の体の中では作れないため、食品からの摂取が必須です。
牛肉に含まれる鉄分はヘム鉄という成分で、野菜に含まれる非ヘム鉄の5倍以上の吸収率の良さがうり。
牛肉のヘム鉄を摂る事で、非へム鉄の吸収を促進させる働きまであるのです。
野菜と一緒に摂るのが効果的です。
私は基本的に雑食家であってベジタリアンではない。しかし現在の肉はそーとーにやばいということだけは知っておかねばならない。どこの牛がやばいというのはいいにくいし、ある意味ではすべてやばいともいえるのだが、その中でもアメリカ牛はあらゆる点においてやばすぎる。
抗生物質、ホルモン剤、こういうのは序の口といったほうがよい。アメリカ牛の何が問題というか、一つは肉骨粉である。肉骨粉とは何か、皆さんはご存じだろうか?これは死んだ動物をミンチにして粉にしたものであり、病死した牛、豚などの家畜、死んだ犬、サーカスで死んだ象、スカンク、ネズミ、ヘビなど、あらゆる死体が運ばれてきて処理される。そしてその肉骨粉を食べているのは牛であり豚であり鳥である。つまり彼らは基本的に共食いをさせられていると述べてよい。
和牛とて例外ではない部分があるが、そこは日本の畜産のほうがまだましはましである。たとえばアメリカ産牛肉のホルモン剤による残留エストロゲン濃度は、和牛に比べて140倍~600倍も高い。日本政府は三倍程度であるといっているが、常に国家はデータをねつ造する。アメリカ産牛肉では五倍の発がん性があるという報告もある。
さらにいや~な話もある。アメリカでは養鶏のごみでもある糞、要するに養鶏場の床にたまった大量の糞をかき集め、少量の大豆(もちろんGMO)を混ぜ合わせて牛に食べさせている。そうやって育ったありがたいアメリカ牛を、日本では多くのチェーン店で使い、スーパーでも安売りされている。現行の医学研究では焼き肉を週1.5回以上食べると前立腺がんのリスクが30%増える、精巣がんも増えるなどの研究が認められる。
さらにいうとクローン牛というのも存在する。たとえば牛ではなくクローン羊は64%の異常な高死亡率を呈するが、これはクローンの不自然さを考えれば当然なのかもしれない。しかしアメリカのFDAはクローン牛を、「食べても安全」なだけでなく表示義務なし!として市販認可してしまった。そしてその肉はどこから日本に流れてきてるかさえよくわからない。