糖分は摂った記憶がなくても何気なく普段の生活で過剰摂取してしまっているんです。
缶コーヒーや飲料水などにものすごい量の砂糖が使われているので、注意しないと知らぬ間に砂糖の弊害を被ってしまっています。
飲料水に入っている砂糖の量は恐ろしく、飲み物の4分の1は砂糖だと思っていても過言ではありません。
白砂糖が体に悪い理由
- 栄養がないから
- ビタミンB1をなくしてしまう
- ものすごい陰性で、体に入ると酸性になる
- 多糖類じゃないので血圧を急激にあげてしまう
- 依存性が強く、年々摂取量が知らずに増えてしまう
タバコと同じく、百害あって一利無しな白砂糖。
ビタミンもミネラルもタンパク質も脂質も持たない、ただの物質なので、摂る意味がないです。
しかも摂った事で腸のビタミンB1を食べ尽くしてしまうわ極陰性だから体を冷やしまくるわ、体内で血を酸性にして抵抗力を低くするわで最悪なんです。
しかも、砂糖は常習性が高く依存しやすいので、知らず知らずの間に摂取量が勝手に増えてしまうんです。
子供の頃は甘すぎて食べれなかったものも、年をとると甘く感じなくなるので、どんどん食べれてしまう。
おばあちゃんが恐ろしく甘いものを食べていたり、飴をずっと舐めているのは砂糖の常習性のせいで、昔10gで甘いと感じたものが年々増えて30gにしないと同じ甘さに感じなくなってしまうのです。
砂糖の副作用はかなり怖いので、注意が必要。
砂糖はタバコというよりむしろ麻薬と同じなので、本当は危険なものなんです。
体に悪くないお砂糖
- はちみつ
- メープルシロップ
- 黒砂糖
- 米飴
- 麦芽糖
- 甜菜糖
- 粗製糖
- きび砂糖
中でもてんさい糖が一番陽性で体に優しいです。
てんさい糖は大根から作られるのと、ほぼ北海道で作られているので、北=陽性のマクロビ的な考えからも支持されています。
お砂糖の原料は2種類。
大根とサトウキビのどちらかからつくられています。
熱帯で育つサトウキビは陰性
寒冷地で育つ大根は陽性
なので、甘いものが好きな陰性ぎみな女性は、甜菜糖がオススメです。
甜菜糖にはオリゴ糖が含まれているので、お通じが良くない人にはビフィズス菌をこのオリゴ糖元気にしてもらうと、便秘改善しやすくなります。
精製された砂糖(白砂糖)は、吸収が早く血糖値を急に上昇させたり、急落させて低血糖になってしまいます。
急に糖分が足りなくなるので、すぐ糖分が欲しくなり、どんどん摂取量が増えてしまいます。
甘さに対する感覚も急激に鈍るため、砂糖の摂取量は増える一方。
常習性があるので、本当に危険です。
白砂糖を摂りすぎると、ニキビや肌荒れをおこしたり、情緒不安定になってキレやすくなったり、低血糖や高血圧になってしまったりします。
なのでマクロビオティックでは白砂糖を排除しています。
一方精製していないお砂糖(黒糖・てんさい糖など)は、吸収がゆっくりなので血圧や血糖値の上昇がゆるやかで、少量の糖分でも吸収に時間がかかる分摂取量は増える事がありません。
白砂糖と違いミネラルも含まれているので、栄養的にもすばらしいお砂糖です。
三温糖の恐怖
三温糖はきび糖や黒糖、甜菜糖の様に精製されていないお砂糖だと勘違いしている人がかなり多いです。
黒いから良いと思うのもムリはないのですが、じつは三温糖の黒さは着色しているだけの色なんです。
カラメル色素を加えて色をつけ酸化させた砂糖なので、白砂糖より三温糖の方がさらに体に悪いのです。
特徴
てんさい糖 白砂糖 三温糖 きび砂糖 黒砂糖 ミネラル含有 ○ × △ ○ ◎ 血糖値への影響 ○ × × × × からだの温冷 温 冷 冷 冷 冷 ビフィズス菌増加 ○ × × × ○ 色 薄茶色 白 薄茶色 薄茶色 こげ茶色 成分表
栄養成分比較表(100g中) 項目 てんさい糖 白砂糖 三温糖 きび砂糖 黒砂糖 エネルギー(kcal) 390 398 394 396 363 タンパク質(g) 0 0 0.1 0.2 1.4 脂質(g) 0 0 0.1 0.1 0.1 炭水化物(g) 97.5 99.4 98.6 98.8 89.4 ナトリウム(mg) 15~85 1.2 1 16.5 21.5 オリゴ糖(g) 5 0 0 0 含 カルシウム(mg) 0.5~1.5 1 30 20.8 217 カリウム(mg) 5~65 2 172 1280
参考文献:マクロビ大好き
勘違いして三温糖も良い砂糖だと書いている人がたまにいますが、実は酸化したケミカルたっぷりな白砂糖が正体なので、騙されない様注意しないといけません。
三温糖が黒いからという理由で、体にいいと勘違いする人は多いですが、摂取した後の自分の体ときちんと向き合えば、体にいいものなのかどうかは簡単に分かるはずです。
普段から人間が本来持っている感覚を大切にしていれば、何が良くて何が悪いのかがすぐに判別できるので、まずは感覚を取り戻す事から始めると良いと思います。