数年前から少しずつ話題になっている「冷えとり健康法」。
もう5年ほどやっていますが、マクロビと同じ毒だし健康法の一種です。
トップスにタートルなど首の詰まったものを着ない事と、足を絶対に冷やしてはいけない事だけを守る、健康法です。
足が冷たいのに頭がのぼせている症状の人って、自覚していないだけで女性には相当多いんです。
足が冷えるとイライラする→イライラすると甘いものを食べる→更に体が冷えて足ももちろん冷える
こんな悪循環を繰り返し冷え性が負のループを周りはじめます。
冷えが体に良くない理由
1度体温が下がると、免疫力が20%落ちると言われています。
逆に体温が1度上がると20%上がる。
平熱が35度代の人が最近普通になってしまっていますが、人間は平均36.89度ないといけない動物。
動物の体温について
- 牛の体温は39度
- 豚は38度
- 鳥は41度
牛や豚の油を食べると消化に時間がかかるのですが、2〜3度も体温が違うので体のなかで固まりかけて流れにくくなる為です。
鳥の油はなおさら消化が遅い。
人間の脂肪も同じく、自分の脂肪ですが39度弱でスムーズに働くように体はできているのに35度代の体温の人は、鳥の脂肪を身にまとっているのと同じくらい体の組織が機能しないんです。
体温が低いと低いことで体中の組織の動きが悪くなる為、病気にかかりやすかったり代謝が悪かったりするのです。
冷えを治す方法は?
体の冷えを解消する方法は、足湯や半身浴が一番簡単です。
39度のお湯(かなりぬるいです)に30分以上おへその上まで浸かっておくだけです。
最初はぬるくてあまり心地の良いものではありませんが、15分を超えた当たりからジワーっと額に汗がにじみはじめます。
足湯の場合は、もう少し温度は高くても良いですが、常にポット湧かしたお湯を入れておいて、ちょこちょこ足さなくてはいけないので、結構面倒くさいです。
普通に通学や通勤している人に足湯は難しいので、常に足湯状態にするため靴下を大量履きするのが冷えとり健康法の代表的な方法です。
靴下10枚履きの健康法
ただ靴下を10枚履いても意味はなく、ナイロンやポリウレタンなど、化学繊維が1%でも入っていては意味がありません。
完全に天然素材の靴下を履く事で足の冷えをとりつつ毒出しも行います。
1枚目、シルクの5本指靴下
2枚目、毛か綿の5本指靴下
3枚目、シルクの先丸ソックス(orシルクの5本指)
4枚目、毛か綿の先丸ソックス
5枚目、シルクの先丸ソックス
6枚目、毛か綿の先丸ソックス
7枚目、シルクの先丸ソックス
8枚目、毛か綿の先丸ソックス
9枚目、シルクの先丸ソックス
10枚目、毛か綿の先丸ソックス
3枚までなら普通の靴が履けますが、10枚履くと3cm大きめの靴しか入らなくなります。
なので、外出する時はシルクの5本指と綿の先丸2枚だけにしておいて、家に帰ってから朝起きるまでの間だけ10枚履きをすると良いと思います。
シルクが足の汗や毒を吸い取り、綿や毛がそれを吸い取る、、、、それを繰り返し一番外側の10枚目まで届けるので、足の裏はいつもサラサラです。
毒が出る部分は人それぞれ何ですが、足の薬指と小指の間がジュクジュクになる人や、親指の付け根だけ破けるひとなど様々。
私右のカカトだけが破れるので、そこから毒が吹き出していたのだと思います。
冷えとり靴下のメーカー
最近は冷えとりが有名になってきたので、セレクトショップなどにも置かれているのを見かけますが、老舗は「うさぎの会」と「大法紡績」の2社です。
無印や千趣会にも売っていますが、素材が100%安全なものかの確認はとれませんでした。(電話しましたが教えてもらえませんでした)
何年も「うさぎの会」の靴下を愛用していましたが、履着心地がよくないのと歩きづらい為最近は「大法紡績」のものを履いています。
大法紡績の冷えとり靴下は、内側がシルクで外側が毛や綿の2層構造になっているので1枚で2枚分の効果がある為、履く枚数が少なくてすむのと、足にフィットするので破棄心地が良いです。
毒だしについて
冷えとりをはじめると「めんげん」という好転反応が起こります。
体がよくなろうと毒を出しているだけなので恐れる事はないのですが、とんでもない所が痒くなったりジュクジュク汁が出て来たりするので最初はびっくりすると思います。
足の裏が一番毒が出やすいのですが、足の毒は靴下が吸い取ってくれるため、そんなにひどい症状が出る事は少ないです。
ワキの下から毒が吹き出した方や、首の後ろだけガサガサになってしまった方など、出る場所は様々。
私は右の中指と薬指の間からだけ吹き出し、いつもその周りに水疱瘡のようなブツブツができて痒かったです。
毒が大量に出る時とちょっとだけ出る時の波があるので、いつもずっと痒いわけではなく、体が出して良いと思った時に出して来る感じがしました。
今は毒を出し切ってしまった為か、靴下の右カカトだけが破れる事はなくなったし、右手の中指から変な汁が出たりぶつぶつが出来る事もなくなりました。
毒を出し切ってからは頭痛がしなくなったし、体が軽くなったり風邪もひかなくなりました。
信じるか信じないかの問題なので、信じてやってみると、思いのほか健康になれる方法だと思います。
頭寒足熱が大事!
頭がのぼせて足が冷たい時、人間は一番病気にかかるので、冬でもなるべく首のつまったものは避けて、襟ぐりの空いたものとマフラーを組み合わせて着るのがポイントです。
上半身は涼しく下半身は暖かく!が基本なので夏でも足はスパッツを履き、トップスは薄手のものを。
サンダルなんてとんでもないので、冷えとりをやっている間だけは我慢して靴や夏用ブーツでしのぐのがポイントです。
遅い人でも2〜3年で毒は出し切れるので、出し切ってからはたまのサンダルくらいは良いと思います。
まとめ
靴下10枚も履く変な健康法なので家族の理解がないと難しいかもしれませんが、アトピーや冷え性で悩んでいるなら寝てる間だけ靴下を履くだけで治るし、やってみるといいかも知れませんね。