日本人の平均寿命は83歳。
これは世界で一番長寿ってこと。
でも、自立した生き方ができている人(健康寿命)は72歳なので、残った11年間は介護生活を送っているのが現状です。
健康なまま平均寿命をまっとうするには遺伝要因と環境要因が大きく関わってきます。
食事・運動・癒しが環境要因になります。
40〜60代男性の2人に1人はメダボリックシンドロームで、50〜60代の女性のほとんどが高血糖・高血圧・ホルモンバランスの問題に苦しんでいます。
最近朝ご飯を食べない子どもが増えていて、20〜30代女性の繰り返されるダイエットなども将来的に大きな問題になってくると思われます。
アレルギーについて
アレルギーについてはとても深刻で、1970年代生まれの90%がアレルギー体質です。
データはまだありませんが、これから先の年代はもっともっと増えていると予想されます。
生活習慣病が急増し、死亡理由の60%が生活習慣病で、国民の所得の11%が医療費に使われている為、国は国家予算を圧迫してでもメタボ対策を打ち出しました。
人間が一生に食べる量って?
1日2kgの食べ物を口にし、83歳で60tもの食べ物を体に入れているんです。
結構に長生きするためには、エネルギーを取り過ぎずに抗酸化作用の強い食べ物を積極的に摂取するのが大切だと科学的に証明されています。
野菜と果物は肥満を確実に抑え、虚血性疾患のリスクを下げる事は世界保険機構のテクニカルレポートにも書かれている事実。
アメリカ人vs日本人 どっちが野菜好き?
野菜中心の食事は最近TVや雑誌などで良く特集が組まれていたりしますが、現代の日本人の野菜消費量は肥満大国アメリカよりも少ないんです。
日本人よりアメリカ人の方が野菜を沢山食べているのは、イメージとは違いますが、ニューヨークの食事事情を見れば理解できると思います。
NYのスーパーではカット野菜が野菜コーナーの半分以上あり、多くのスーパーでサラダ専用コーナーが設置されています。
日本のスーパーとNYの違いは、オーガニック専門の大型スーパーが多い事。
日本のカット野菜は食べない方がマシなくらい、漂白剤と保存料に漬け込まれた害なサラダですが、NYのスーパーのカット野菜は有機野菜をカットしただけのおかしな薬品には漬かっていない安全なサラダなので体に良くて美味しいもの。
栽培時からおかしな薬品を使用していないので、保存期間が変に短くなったり、劣化によりトロケてしまったりしないのが特徴です。
簡単に安全なカット野菜が買えるので、日本人よりアメリカ人の野菜消費量が多いようです。
活性酸素を消してくれる味方
果物や野菜が一番抗酸化作用が強く、旬のものが特に強いです。
例えば冬が旬の「ほうれん草」の場合、夏の7倍の抗酸化作用があります。
夏はほうれん草ではなく、明日葉やモロヘイヤ、ツルムラサキなど夏が旬の野菜を食べる方が効果的です。
調理時間にもコツがあり、例えば「菜の花」は30秒茹でた状態が一番美味しく、抗酸化作用も一番多い事が分かりました。
「人参」と「カボチャ」は、加熱する事で抗酸化が強くなり、油で炒めた時は更に強まるので野菜炒めなどがおすすめです。
硝酸イオンは少ない方が良い
硝酸イオンは、野菜に不可欠な成分ですが、ヨーロッパでほうれん草を大量に使用した離乳食が原因で多くの赤ちゃんが死亡した事件があったため、硝酸イオンの値を規制する動きが強いです。
今オーガニック栽培で、糖度・ビタミンC含有量・抗酸化力はそのままに、硝酸イオンの値だけ下げる栽培法が発見されました。
2013年6月に食品の機能性表示の解禁が示され、これから機能性が表示された野菜が出回るころになりそうです。
抗酸化力の高いものや、免疫・解毒など、目的別のパックサラダが販売されるようになるかも!?
スーパーのサラダコーナーが、野菜について、効果効能をうたう楽しい売り場になりそうですね。
ほうれん草の硝酸イオンの問題もそうですが、ワカメも健康に良いからと毎日食べ過ぎると中毒になりかねない危険な食品です。
野菜で治す病気のまとめ
何でも1つを大量に食べるのではなく、バランス良く色々な野菜や果物を食べる事が健康につながります。
解毒作用・排毒作用のある野菜や果物を摂る事で、アトピーでも肌荒れでも、どんな病気でも治せると思います。
西洋医学で治らない病にかかった人がマクロビオティックを始め、どんどん病から解放されていますが、本来病にかかるまえから食生活に注意すべきですね。