福島原発事故の健康面での影響で、なぜか美味しんぼの連載が止まってしまったり、テレビ上でとってもナイーブな環境に。
チェルノブイリの事故の際、放射線の影響が出たのは4年後と言われています。
甲状腺ガンの90%は乳頭癌という転移しにくく進行が遅い癌です。
なので、1986年の事故当時に被爆した子どもは、25歳くらいになり甲状腺ガンを発症し手術を受けています。
小児癌に甲状腺癌が多い原因と治療法
小児甲状腺ガンが多いのは、成長期にヨウ素を吸収しやすいためで、事故の時は放射性ヨウ素が大量にまき散らされたため、大量に吸収してしまった為です。
チェルノブイリのお医者さん達は首を切って行う昔ながらの方法で処置する為、現地には首に肥厚性瘢痕というミミズのような腫れが残ります。
でも、日本では鎖骨の下を切って内視鏡で手術をしてもらえるので、痕が残りにくいので見た目には甲状腺ガンの人がどれくらいいるのかは分からなくなっています。
この患者さんは「内視鏡下甲状腺摘出手術」という方法で手術されており、手術痕が小さく、ゆくゆく見えなくなります。
個人差もありますが、手術あとがかなり分かりにくくなっています。
参考文献:チェルノブイリ原発事故被災者救済
福島は今年4月に原発事故の健康影響を調べようとしましたが、県民健康調査会の中で内部分裂をおこし結局やっていません。
事故当時、全福島県民で18歳以下の人を対象に調べた甲状腺検査では、27万人中33人の子どもが小児甲状腺ガンでした。
おそらくさらに増えて来ていると思われます。
日本政府は何もしてくれない?放射線のその後
放射線より怖いのが日本人の特徴「流行好き」の性質。
インフルエンザでもどんな事件でもそうですが、事故当時だけ放射線に対して敏感になり、1年後には忘れてしまい何もなかったかのような生活に戻ってしまう性質です。
日本政府や自治体は、食品汚染の基準値をほんの少し厳しくしただけで、測定を積極的に行なう事は一切ありません。
なので、事故から数年経った今では何も調査も検査もせず義務もない為、どんな恐ろしい野菜や肉がスーパーに並べられているかは誰にも分かりません。
危険なことはわかっていても見て見ぬふりなんです。
なので、自分で安全な食品を選ぶという選択肢以外はなくなってしまっているのが現状です。
放射能が溜まりやすい食材と除去してくれる食材
化学物質が溜まりやすい、牛肉や豚肉の脂肪の部分、牛乳等には注意が必要です。
牛乳は実は飲まない方が良いくらい危険な飲み物ですので、そもそも買わない方がいいです。
過去に書いた日本人は牛乳を飲んではいけない人種の記事があります。
牛乳の危険性はさておき、動物の脂肪の部分に特に溜まりやすいので、お肉がすきならなるべく脂肪の部分を取り除いて食べるなど工夫が必要。
安全なものを食べたいのであれば、日本では「ラディッシュボーヤ」という宅配食材会社が一番放射能について厳しく、次に厳しいのが「おいしっくす」です。
放射能不検出というのは厚生労働省できめられている10〜100Bq/Kbの事で、野菜などは100Bq/Kb含まれていても「放射能不検出」と書いて問題がないのです。
らでぃっしゅぼーやは国の規定の半分以下を基本に、牛乳の場合1〜3Bq/Kgを不検出の基準といているので、とっても分かりやすくて安心です。
オイシックスでは5Bq/Kg、他の自然派宅配野菜の会社で9Bq/Kg以下を不検出としています。
その他の会社でも国の規定よりは下回る為、十分安全と言えます。
残留放射能で注意すべき野菜TOP10
1位レンコン
2位コンニャク芋
3位モヤシ
4位ピーナツと栗
5位水菜
6位さつま芋
7位チンゲンサイ
8位春菊
9位カブ
10位ほうれん草と梨
10位以下で注意すべき野菜は、ニラ、モロヘイヤ、葉ショウガ、はくさい、パセリ、ピーマン、ネギ、トウモロコシ、イチゴ、キャベツです
。
他にも、
肉は、山形県・新潟県を除く福島県に隣接した県産のものに多く検出されています。
魚は、千葉県沖から岩手県沖で採れるものに毎回放射能が検出されています。
牛乳は、大手メーカーの牛乳は恐ろしいベクレル値をたたき出しているものが多く、小規模でやられている酪農家さんの牛乳は安全でした。
お米は、玄米の状態の半分のセシウム量が精米後からも検出されているので、なるべく福島県近隣のものは買わない方が良いと思われます。
(郡山市より北のものから検出され、会津など須賀川より南側のものは安全でした)
果物では、林檎・キウイ・イチジク・柿などから検出されているので、産地に注意が必要です。
放射能を除去してくれる食べ物
残念ながら高野豆腐だけでした。
スーパーで売られてる高野豆腐には見えないところで漂白剤が使われているので、選び方に注意が必要です。
スーパーの高野豆腐には漂白剤が使われてる?に詳しく書いてます。
自然派を意識した会社の高野豆腐は放射線はもちろん、目に見えない薬品の検査も徹底的に行っているので安心して買えますが、普通にうられている高野豆腐は放射線を除去するどころか、他の薬品が体内に入るので、食べない方がマシです。
小さく切って毎日のお味噌汁の中に入れれば、知らず知らずの間にかなりの量が食べられるのでオススメです。